2006年8月23日

北ドイツで先月、何者かが電車をプロパンガスやガソリンを使った爆弾で爆破しようとした未遂事件がありました。犯人は2人のレバノン人とわかり、金曜日にビデオ映像が発表されてから数時間後に1人が逮捕され、もう1人も昨日身元が特定されました。片割れは、すでにレバノンに逃亡した模様です。レバノン軍の諜報機関がドイツ政府に行った通報が背景にあったようですが、ビデオ映像が公開されてからこれほど早く容疑者が特定されたのは、驚くべきことです。このためドイツでは、監視用のビデオカメラを駅や空港にもっと設置するべきだという意見が強まっています。エルサレムの旧市街では、路地のような東エルサレムの道の、全ての角にビデオカメラが設置されているのに気がつきました。イスラエルの国内の治安を担当する諜報機関シン・ベトが、自爆テロの70%を未然に防いでいる理由の一つは、ビデオカメラからの情報を24時間分析する情報センターがあることだそうです。

それにしてもドイツを始め欧州の国々も物騒になってまいりました。